はちみつを知る 蜂蜜の知識を深め、その美味しさを知り、いつも食卓に置いて健全な食生活を。

はちみつを知る

近年はちみつが貴重になってきています。
日本では養蜂業における後継者問題や、レンゲ畑の消滅など固有の原因もあるのですが、どうも世界的にミツバチ自体がいなくなっているようなのです。今のところその原因は、免疫機能の低下や、寄生虫のダニ、農薬、遺伝子組み換え作物、ストレス、地球の温暖化などが複合しているのではないかいわれているようですが、実際のところ正確には不明とのことです。

ミツバチが一生をかけて集めるはちみつの量は、わずかティースプーンに1杯程。
ミツバチが生み出すこの黄金の蜜を感謝していただきたいものです。

なんとなく身体に良さそうってわかっていたつもりの蜂蜜。でも、知れば知るほどその健康パワーはすごいと感心してしまうのが蜂蜜なのです。身近にある食品なのにあまり意識して食べてこなかったなんてもったいない。蜂蜜の知識を深め、その美味しさを知り、いつも食卓に置いて健全な食生活にとり入れていきたいものです。

蜂蜜には、ビタミン、ミネラルなど身体に良いとされる成分が約190種類も含有しているといわれ、数えだしたらキリがありません。まさに天然のサプリメントです。もちろん期待できる効果も、疲労回復、エネルギー補給から、美肌、ダイエット、便秘解消、殺菌などなど、ホントにいいことずくめの感すらあります。

砂糖代わりにお料理に使ってもいいし、珈琲や紅茶に入れてもいい、トーストにぬるならバターやジャムもいいですが、是非蜂蜜も一緒に使って下さい。もちろん本当に美味しい蜂蜜なら是非そのままスプーンで食べてその豊かな甘味を味わって下さい。
さあ、蜂蜜のある豊かで健康的な生活をここから始めましょう!

蜂蜜の成分を知る

『蜂蜜』は、文字どおり『花蜜』ではありません。ミツバチはもちろんお花の蜜を集めます。
その過程でミツバチの唾液に含まれる酵素により『花蜜』は『蜂蜜』に変化するのです。そして巣房に蓄えられた蜜はそこで水分をとばされて熟成し、私たちが食べるあの美味しい『蜂蜜』になるのです。

ではなぜ、ミツバチは『花蜜』を『蜂蜜』に変化させるのか?
もちろんそれは『蜂蜜』の有用成分がミツバチにとって非常に重要であるからにほかなりません。
そしてミツバチにとって良いものは、私たち人にとっても良い、というのは自然の摂理でしょう。

蜂蜜の主要な成分

ではここから、蜂蜜の成分について少し具体的にみていくことにしましょう。
砂糖の主な構成成分は『ショ糖』という糖です。実はミツバチが集めるお花の蜜『花蜜』もこのショ糖が主な成分です。このショ糖がミツバチのもつ酵素の働きによって『ブドウ糖』と『果糖』に分解したもの、これが蜂蜜の主要な成分なのです。

なぜショ糖が分解された蜂蜜が優秀な食品といえるのか?
それは『ブドウ糖』と『果糖』は、単糖類と呼ばれる糖類の最小単位なのです。実は私たちが糖分を摂取すると、私たちの体の中で糖分は、『ブドウ糖』と『果糖』に分解される過程を経てから消化されるという現象が起きています。

そうです、蜂蜜はすでにもとから『ブドウ糖』と『果糖』という糖分解がされた状態であるため、体内に素早く吸収され疲労回復、エネルギー補給に効果が高いというわけなんです。

その他にも多くの有効成分が含まれています

蜂蜜の主要な成分である『ブドウ糖』『果糖』についてみてきましたが、冒頭にお話ししたように蜂蜜にはホントに多くの有用成分が含まれています。下記に代表的なものをあげてみます。

  • ビタミン A/B1/B2/B6/葉酸(B9)/ニコチン酸(ナイアシン、B3)/パントテン酸(B5)/ビオチン(B7)/C(アスコルビン酸)/Kなど
  • ミネラル カルシウム/カリウム/鉄/銅/亜鉛/マグネシウム/ナトリウム/マンガン/リン/硫黄/珪素/塩素など
  • その他 アミノ酸/有機酸/酵素/ポリフェノールなど

どうですか? 砂糖などの糖類だけの集合体ではなく、様々な栄養素を含む蜂蜜。
もう食べないという選択はないようにすら思えてきませんか。

保存方法と結晶の戻し方

ハチミツには殺菌・抗菌力があり、マヌカハニーなど医薬で使われる程強力なものも存在します。
それゆえに十分に熟成した純粋蜂蜜であれば基本的に腐敗しません。エジプトのピラミッドの中から発見された蜂蜜がまだ食べることができたという話もあるくらいです。
とはいっても長い年月がたてば少しずつですが風味がおちてくるものです。目安として採蜜されてから2~4年以内に食べるのがよいでしょう。
日本でも商品としての賞味期限には2、3年程を表記することが多いようです。

保存方法

保存方法は、直射日光を避けて常温で保存して下さい。 できれば18~24℃程くらいの温度変化と湿度が少ない場所がベストです。温度と湿度の高くなる場所では蜂蜜が発酵してしますこともありますので避けて下さい。

また蜂蜜は種類にもよりますが、温度が低い冬季や、温度が低く温度変化が大きい場所に保存しておくと結晶化します。種類によって結晶化しやすいものと、そうでないものとがあり、日本で代表的な蜂蜜に例を求めれば、レンゲ蜂蜜は結晶化しやすく、アカシア蜂蜜は結晶化しにくい特徴をもっています。これは蜂蜜に含まれるブドウ糖と果糖の比率と、花粉などの花蜜由来の含有物質によるもので、一般的に果糖分が多く花粉が少ない蜂蜜は結晶化しにくくなっています。

結晶の戻し方

もちろん結晶化した蜂蜜も品質に問題なく食べることができますが、舌触りがよくないとか、使いにくいというのであれば、湯煎して温めればトロリとした元の状態に戻ります。

ここで注意したいのは、60℃程度以下のぬるま湯で時間をかけて溶かすことです。熱湯に入れてしまうと、蜂蜜本来の風味がとんでしまうことがあるだけでなく、有用成分がダメになる原因となります。 またガラス瓶に入ったまま状態でお湯につけてよいのですが、瓶の破裂を防ぐために栓をゆるめておくのを忘れないようにしましょう。

古くなった蜂蜜は砂糖代わりに料理に使い、新しいものはその風味を楽しみながらそのまま食べる、といった使い分けをするとよいでしょう。 また結晶化した蜂蜜や賞味期限の過ぎてしまった蜂蜜は料理に使うなど、工夫して使うことをおすすめします。

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カラダが喜ぶはちみつ

疲れている時の栄養補給に

疲れている時やスポーツの後には、はちみつ入りのドリンクが体に吸収しやすく適しています。マラソン選手が給水地点に用意するスペシャルドリンクにも蜂蜜をつかったものが多いんだそうです。

激しい運動をした後には、体内のブドウ糖が急激に消費されてしまいますので、すみやかなエネルギー補給が必要です。 エネルギーの補給には3大栄養素と呼ばれる、糖質、タンパク質、資質がありますが、なかでもすみやかな補給が必要とされるのが、ブドウ糖なのです。
また特に疲れている時は、体調をくずしやすく細菌にも感染されやすいものです。そんなときにもはちみつを取り入れて、早めに疲労回復へとつなげましょう。

脳もハチミツを欲している

人間は一日何もしなくても、寝ているだけでも、エネルギー消費しています。もちろん脳だってエネルギーを消費します。
脳の重さは全体重の2%程ですが、脳で消費されるエネルギーは全消費量のおよそ20%になるそうです。やっぱり脳ってすごいですね、そんな脳の唯一の栄養源がブドウ糖。そう、脳はエネルギー源としてブドウ糖しか吸収しないんです。

また脳の他にも、神経組織などもブドウ糖が必要な器官はあります。そこで蜂蜜の登場!そのほとんどが糖分でその上はじめからブドウ糖と果糖に分解されている蜂蜜が、脳にとっても最高のエネルギー源というわけです。

ちょっと一息、ブドウ糖と記憶力のお話し

ブドウ糖の供給によって、人間の記憶力は増加・持続するといわれています。
実際、人間がコップ一杯のブドウ糖液を飲んだ場合、または動物にブドウ糖を注射した場合に記憶の向上があること、血液中の適度な糖濃度が注意力や忍耐力を維持するのに必要であること、またブドウ糖の供給が増加するとアセチルコリン(興奮伝達物質)の生成が高まりこれが記憶の調節に重要な役割をはたすことなども判明しています。

ハチミツで女子力UP!

蜂蜜のもつ保湿効果と、蜂蜜に含まれるビタミンB群やビタミンCは、エネルギー代謝を良くし肌荒れを整えたりする作用があります。
またアンチエイジングに効果的な抗酸化作用、ニキビやピーリングなどに効果的な殺菌作用、肌荒れなどに効果を発揮する消炎作用、お肌をしっとりさせる保湿作用など様々な効果も期待できます。

そんな蜂蜜を美容にも使わない手はありません。そこでお勧めが「はちみつパック」。やり方は簡単で、はちみつを直接、または少量のお湯で溶いて、お肌にぬり、数分ほどして洗い流すだけ。なぜ蜂蜜に保湿効果があるのかというと、蜂蜜のバリアーで肌の水分を逃さず閉じ込め、さらに空気中の湿度を吸い込む吸湿性により肌の表面を潤すからなんです。

ハチミツでクレンジングというのもオススメです。蜂蜜はとても保湿効果も高いので、乾燥肌の方には特におすすめ。ピーリング作用もあるので、肌が潤っていながらもサッパリとします。

方法はメイクを洗い流した後に、オリーブオイルと蜂蜜を2:1で混ぜて、お肌をマッサージするだけ。オリーブオイルに蜂蜜を入れることでしっとりと仕上がります。他にも、唇に塗ってリップバーム替わりにしたり、シャンプーに混ぜてつややかな髪をキープしたりと女性がよろこぶ美容はいっぱいです。

ちょっと一息、はちみつでダイエット

ダイエット中の女性に気になるのはやはりカロリー。蜂蜜って栄養価も高いけどカロリーも高そうってイメージありませんか?
実は、白砂糖のカロリーが384kcal/100gに対して、蜂蜜は294kcal/100g、とおよそ76%。さらに砂糖の1.3倍程の甘味度があることを換算すると、そのぶん量を減らせるのでカロリーは60%未満ということになります。
どうですか?意外でしたでしょう、そう蜂蜜はダイエットにも最適なのです。さっそく今使っているお砂糖を蜂蜜に変えましょう!
キッチンや食卓に置いてある砂糖を蜂蜜にかえてみる、これが蜂蜜ダイエットの基本です。

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カラダを癒すはちみつ

はちみつで風邪に負けない

ハチミツは古来より風邪などの治療にも用いられてきました。これは蜂蜜のもつ抗酸化作用や抗菌作用が喉の症状を和らげているということが近年わかってきました。病院に行くほどでもないけれど、ちょっと風邪っぽい? 喉がイガイガするなという時や、風邪薬にはあまり頼りたくないという方は、ぜひ蜂蜜を使ってみましょう。

“クックパッド”で風邪に効くはちみつレシピを見つけました、参考にしてみて下さい。 大根はちみつの作り方
生姜はちみつレモネードの作り方

腸内環境を整える

ハチミツは、便通改善などの整腸にも役立つと言われています。それはブドウ糖が酸化したグルコン酸が善玉菌のビフィズス菌を増やし、悪玉菌を抑制するからです。また蜂蜜に含まれるオリゴ糖は、ビフィズス菌の増殖をたすけることで腸の健康を維持し、便通をよくするともいわれています。
ぜひヨーグルトに蜂蜜を入れていっしょに食べたりして、お腹の健康にも役立てましょう。

クックパッドで、ヨーグルトにはちみつのレシピを見つけました、参考にしてみて下さい。 ヨーグルトとキウィの蜂蜜かけの作り方

口内炎の治療にも

口内炎は、ビタミンB1,B2の不足、過度のストレス、胃の不健康状態が原因となってできます。この治療には、口の中を清潔に保つことが大切ですが、その点蜂蜜には強力な殺菌効果があるので、蜂蜜を塗るのはとても効果的です。口内炎薬には蜂蜜の入ったものもある程です。しみる場合は蜂蜜を溶かした蜂蜜水で、うがいをするのも良いですね。また蜂蜜には、ビタミンB1、B2も豊富に含んでいるので、口内炎の予防にも役立つというわけです。
特にオススメしたいのが、ニュージーランドにしか自生しないマヌカという花から採れるマヌカハニー。殺菌効果が非常に高く食用としてピロリ菌を死滅させるだけでなく、実際に患部に塗ったりして外傷や火傷の外用薬としても使われています。

ちょっと一息、乳幼児の摂取はだめ?

日本でも約5%の確率で蜂蜜にはボツリヌス菌が入っているといわれます。とはいえハチミツの中でボツリヌス菌が繁殖して毒素を作ることはなく、健康な成人であれば全く問題はありません。しかし、腸内細菌の少ない乳児ではこの菌が入ると、乳児ボツリヌス症を発症させるリスクがあります。このため、乳児には食べさせないよう指導されています。

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